白米と玄米の違い、説明できますか?メリットデメリットも紹介
あすなろ薬局の長尾です!
「食欲の秋」
日中の暑さから「秋は来るの?」と思う今日この頃ですが、さんまや新米などがお店に並んでいるのを見ると秋になっているんだなと少しずつではありますが時の流れを感じています。
そんな私たちも稲刈りを2週間後に控えて、おいしい新米が食べられるのが待ち遠しい…!!
そこで今回はお米にまつわる「白米と玄米の違い」について紹介していきます。
白米と玄米の違い
そもそも白米と玄米が何か説明します。
白米とは
白米とは玄米を精米したものです。
もう少し詳しく言うと、玄米からぬか層と胚芽を取り除いた胚乳のみにしたお米が白米です。
玄米とは
玄米とは稲の実からもみ殻だけを取り除いたお米のことです。
つまり
白米=胚乳のみ
玄米=ぬか層+胚芽+胚乳
となります。
白米と玄米のメリットデメリット
白米のメリットデメリットを紹介します。
玄米のメリットデメリット
玄米は白米に比べて食物繊維やビタミンが多いです。
また、GI値が低く血糖値を緩やかに上げてくれます。
一方で、白米に比べて消化されにくい点があります。
また、玄米に含まれるぬか層には農薬や抗栄養素が蓄積しているとも言われています。
白米のメリットデメリット
白米はぬか層や胚芽が除かれているため、農薬や抗栄養素などが少ないです。
その代わり、食物繊維やビタミンなども少なくなっています。
玄米に比べてGI値が高く血糖値が急激に上がりやすいですが消化もしやすいのが特徴です。
| 白米 | 玄米 | |
| メリット | ・玄米と比較して消化しやすい ・精米されているため農薬や抗栄養素が少ない | ・食物繊維やビタミン、ミネラルが多い ・GI値が低い |
| デメリット | ・精米されているため食物繊維やビタミンが少ない ・GI値が高い | ・農薬や抗栄養素が含まれる ・消化しにくい |
白米と玄米の選び方
「白米が良い」「玄米が良い」と極論をいう方もいますが、どちらにもメリットデメリットがあります。
そのため、自分の体調に合わせて選ぶことが良いです。
例えば、ストレスや体調不良からお腹の調子がいまいち良くない方は玄米を食べると、消化が悪いためトラブルを引き起こす可能性が高くなります。
他には、身体の代謝が悪く血糖値が上がりやすい方は白米を食べることで食後の眠気が強く出る場合があります。
このように人それぞれ症状が異なるため、自分に合った選び方をすることが重要です。
第一に食事は楽しむもの
ここまで白米と玄米の違いについて紹介してきました。
どちらにもメリットデメリットがあり、どちらを食べたほうがよいということはありません。
中には「玄米の味があまり好きじゃないけど、健康みたいだから食べる」
という方もいるでしょう。
もし、血糖値の急な上昇が気になるのであれば、野菜や食物繊維などから食べることで解消できます。
また、ビタミンやミネラルを取りたいのであれば他の食材から摂ることもできます。
つまり、白米を玄米に、玄米を白米にするだけで変わることが微々たるものです!
最も重要なことは「食事はおいしく食べる、楽しむ」こと!
これまでお伝えした白米と玄米の違いを知ったうえで、食事の選択や自分に合う楽しみ方をしていきましょう。




